【ゴッホとゴーギャン展】

東京都美術館で企画された、ゴッホとゴーギャン展に、息子を連れて行きました。

待ち時間に、小学校から配られたジュニアガイドを読んだので、わかりやすかったです。

大学の学生証を使って学割のチケットを買おうとしたら、保護者チケットの方が安いですよ〜と教えていただきました。
区内在住で子連れだと、800円。
中学生以下は無料なので、小銭だけで鑑賞できたのです〜✌︎(⌒▽⌒)

ゴッホは生涯30点もの自画像を描きました。今回は、そのうちの3点が展示されており。
息子は、3枚目のものを気に入りました。理由は「子どもが描いたみたいだから😊」…だそうです(笑)

私はゴッホの…
アーモンドの小枝なんかを題材にするところが、好きです♡
そして、筆跡がしっかりしているところも、好き。。♡

機織り職人を描きながら、黒い怪物と表現したり…摩訶不思議。
私は、能登上布会館で機織りをするお母さん達を見たとき、怪物のかの字も連想しなかったので

見えているものが違うのだろうな、きっとこれは、画家の目線ってやつなのだろうな…と、考えました(笑)

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たった2ヶ月のアルルでの共同生活も、1世紀ほどに感じられるくらい、影響を与え合ったふたり。。

さいご、ゴッホは左耳を削ぎ落とし、病院生活をおくることになります。

いったいどんな気持ちで、ゴーギャンの椅子を描いたのでしょう。



わざわざ異国の地に向日葵の種を取り寄せて育て、ゴッホを亡くしてから11年が経った頃に描いた、ゴーギャンの肘掛け椅子のひまわり。

窓辺にはタヒチの風景。現実と想像が入り混じった、ゴーギャンらしい作品です。

自然を愛し、想像の世界をも自由に描くゴーギャンは…好きなものを好きなふうに描いてきたのでしょう。

そういった場合、世間からの評価で天国と地獄は分かれるのだろう…と思うと、悩んだ時期もあるようだし、信念を貫くって、誰にでもできることではないんだよな〜って、思わされます。


逆に、あるがまま、同じものを何枚も描いているのに、1枚1枚の印象ががらりと異なるゴッホ…

同じ題材だからこそ、精神状態の変化が浮き彫りになる。これは面白いです。
まるでムンクの…叫びに似た面白さだ、と…感動しました。

そして、その土地土地で流行した画法なども垣間見れるので、あるがままを描くということは、その時代にじぶんの生きた痕跡を遺すという意味にもなってくるんだなと、思いました。

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さいご、出口のところで、息子はゴーギャンの椅子に…私はゴッホの椅子に座り、記念撮影をしました。
人混みは苦手だけど、息子に、良いものを観せられてよかったです。

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